洋服アレコレ

大人のためのファッション通販サイト、アクアガレージが洋服に関するアレコレを発信しています。 洋服のことで何か困ったことや気になることがあった時...ここに来れば何かヒントが見つかるかも!

用語集 | あ行

Aライン(A-line)

分類:シルエット
Aラインとは、洋服を着たときに見える外側のラインがアルファベットのAの形に似ていることからいわれ、類似のシルエットにテント・ライン、ピラミッド・ライン、トライアングル・ラインなどがあります。
1955年にクリスチャン・ディオールが発表して以来、女性用のコートやスカートなどのデザインに用いられるようになりました。

アイレット(eyelet)

アイレットとは、「小穴」「ひも穴」の意味で、鳩目(はとめ)とも呼ばれます。
ベルトや靴、衣服に紐を通すための小穴のことです。

アウトレット(outlet)

アウトレットは、「出口」「はけ口」の意味です。アウトレット・モールは、1980年代にアメリカで誕生した店舗業態です。日本でも1990年代から各地にオープンしています。
もともとはメーカーが、過剰に生産した商品やシーズンオフの商品、多少傷のついた規格外商品などを、在庫処分のために工場などで低価格で販売したことから、メーカー直営のこうした店を「ファクトリー・アウトレット」と呼ぶようになりました。
現在は、アパレルメーカーや小売業のシーズンオフ商品を値引きして販売する店舗を、総称してアウトレットと呼ぶことが多いです。

アクリル(acrylic)

石油を原料とするアクリロニトリルを主成分にする合成繊維で、羊毛に似た感触をもち、アパレルなどに広く利用されています。
ナイロンやポリエステルとともに三大合成繊維の一つです。
1950年にアメリカの繊維メーカー、デュポン社が初めて工業生産を開始しました。柔らかい風合い、羊毛に似た性質からセーターや毛布などに用いられています。

アスレジャー(athleisure)

アスレジャーとは、アスレチック(athletics)とレジャー(leisure)を組み合わせた造語です。フィットネス・クラブやヨガ・スタジオなどで着るスポーツウエアを普段着として着用するスタイルをいいます。米国で健康や運動に関心の高い女性に支持され、それがSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)によって急速に広がりました。

アンクルパンツ(ankle pants)

アンクルとは「くるぶし、足首」の意味で、アンクルパンツとは、くるぶし丈のパンツの総称です。

アンゴラ(angora rabbit/angora goat)

アンゴラには二つの意味があり、アンゴラ兎の毛(angora rabbit)とアンゴラ山羊の毛(angora goat)の両方を指しますが、通常「アンゴラ」というときはアンゴラ兎の毛を指します。
どちらもトルコのアンカラ地方が原産地で、アンカラの旧称(アンゴラ)に由来した名称です。
アンゴラ兎の毛は、毛の直径が10~30ミクロンと細く、しかも柔らかいのが特徴。
これは毛の中心部が空洞(中空=ちゅうくう)となっているためで、空気を含んで嵩高(かさだか)性があり、軽さはウールの3分の1、暖かさは3倍といわれます。
デリケートな素材のためウールとブレンドされて使用されます。
アンゴラ山羊の毛は、モヘヤの原料となるもので、細くて長く、なめらかな特徴をもちます。

ウェッジソール(wedge sole)

ウエッジとは「楔(くさび)」、ソールとは「靴底」の意味です。ウェッジソールとは楔のように三角形をした靴底のデザインのひとつで、かかとの部分が高く、つま先に向かって低くなり、底がフラットな形をしているのが特徴です。

ウェリントン(メガネ)(Wellington model)

ウェリントンメガネとは、フロントデザイン(レンズの部分)が逆台形のものをいいます。もともとはイギリスで生まれ、1950年代にアメリカで大流行し、オーソドックスなメガネのデザインとして定着しました。最近ではハリウッド・スターが愛用したことから人気を集めています。

ウール(wool)

一般的にウールとは羊毛のことをいいます。
最も多いのはメリノ種ですが、このほか数多くの種類(シュロップシャー、チェビオットなど)があります。生後5か月以内の子羊の毛をラム・ウールといいます。
世界最大の産出国はオーストラリアですが、このほかニュージーランドやロシア、中国、イギリスなどでも生産されています。
ウールには、①繊維に伸縮性と弾性があり、シワが寄りにくい、②熱の伝導率が少なく、保温性に富んでいる、③水をはじく性質がありながら、湿気を良く吸収する為、汗をかいても湿った感じが少ないなどの特徴があります。

エスパドリーユ(espadrille)

エスパドリーユとは、靴のアッパー(甲革)にキャンバスなどを用いた、スリッポン形のデザインをいいます。もともとは底にエスパルト草(イネ科の野草)を編み込んだことからこの名がつきましたが、現在では主にジュート(麻の一種)が使われています。

エフォートレス(effortless)

エフォートレスとは「努力を要しない」「気楽な」という意味で、ファッションでは「気取らずにオシャレを楽しむ」というトレンドワードとして使われています。ナチュラル・テイストや着崩しを入れて、気取りがなく肩の力を抜いた感じを出すファッションスタイルのことです。女性誌が発信したトレンドワードで、正式にはエフォートレス・シックといいます。

エンブロイダリー(embroidery)

エンブロイダリーは刺繍を意味しますが、
生地としてのエンブロイダリーは、レースの一つで、薄い布地に透かし模様の刺繍をほどこしたレースの総称です。
基布(綿のローンが多い)になる織物に穴をあけ、その周囲を刺繍でかがったもので、主に婦人服に広く使われています。
他にもネット・エンブロイダリー、コード・エンブロイダリー、リボン・エンブロイダリー、ビーズ・エンブロイダリー、スパングル・エンブロイダリーなどがあります。

オペラシューズ(opera pumps)

オペラシューズは、本来はあらたまったパーティーで履かれるフォーマルシューズのことで、バンプ(つま先革)にリボン飾りのついた、素材がエナメル革や絹、ベルベットのパンプスをさします。現在ではリボン飾りがついていないものもオペラシューズと呼ぶことがあります。

オーバーオール(overall)

オーバーオールとは、カジュアルパンツのひとつで、胸当てとサスペンダーが付いたデザインをさします。もともとは作業用のパンツで、「オーバーオール」は汚れを防ぐためにパンツの上に着用したことに由来します。デニムなどの丈夫な素材でつくられることが多いです。
フランス語では「サロペット(salipette)」といいます。

オールインワン(all in one)

オールインワンとは、いくつかのものや、いくつかの機能などが一つにまとめられている形態のことをいいます。
ファッション用語では、オーバーオールのように、トップスとボトムスが一体となったデザインをさします。

カウチン・セーター(Cowichan sweater)

カナダのバンクーバー島に住む先住民、カウチン族に由来する手編みのセーターです。原毛の油脂を残した未脱脂の羊毛にアメリカ杉の樹皮繊維を混紡した糸で編み、防水・防寒性にすぐれたことから、狩猟や漁業のときに着用していました。
生成りの地色に素朴な模様で、鷲(わし)、トナカイなどの自然をモチーフにしたものや幾何学模様が代表的です。かっちりとした重いものが多く、プルオーバー型とファスナー付きカーディガン型があります。
カウチンとはカウチン族の言葉で「日のあたる暖かい土地」の意味です。